運のいい人の仕組み

あなたの意識が考えていることだけが現実になっていることをご存知ですか?

なぜ、占い師に言われる言葉にそこまで敏感になる必要があるのか、それを説明するには、まず「あなたのまわりには、あなたの意識が考えていることだけが起こっている」という仕組みを知ることです。

占い師に言われた言葉が、あなたの意識に入って未来のイメージを作ってしまうと、それに当てはまるような事柄が、現実の世界で本当に起こってくるのです。

これは、あなたの意識の力がそうさせているのですが、本人がそれに気づいていないことがほとんどで、「あの占いのとおりになった」と捉えることが多いのです。

あなたのまわりには、あなたの意識や精神の段階に応じた事柄が起こっています。私はこれを「精神レベル」と呼んでいますが、「魂のレベル」「魂の成熟度」「意識のレベル」「波動の質」など、他にもいろいろな言い方があるでしょう。

「レベル」という言葉は、人間に優劣があるようで誤解を受けやすいのですが、単にその人の「意識の段階」を表しています。

人間ひとりひとりに優劣はありません。ですが、その人の意識や精神の成熟度には、やはり段階があると思います。精神レベルは、この段階を表しているに過ぎません。

どちらが「上」「下」ではなく、単に「その段階にふさわしい事柄が起こる」ということです。

あなたの人生の中では、あなたの精神と意識のレベルと同じ事柄だけが起こるようになっているんです。あなたに起る出来事、あなたの周りの人、あなたを取り巻くすべてのものが自分の鏡になっているのです。

たとえば、いつも友達を大切にして不義理をしない人のまわりには、自然とたくさんの人が集まります。逆に、いつもなんとなく暗い人のところには集まらない、または同じように暗い人が集まってくる……、これは考えるまでもなく当たり前のことと思えるでしょう。

これをもう少し広範囲で考えると、たとえばいつも忙しそうにしている人には、さらに忙しくなる状況が重なります。その人が、普段から「忙しくなるような考え方と行動」をしているからです。

面白い人のところには自然と面白い人が集まり、面白い事柄が起こります。いつも憂鬱そうな人に面白い話は集まりません。

ということは、うれしいことや楽しいことを自分のまわりに起こしたいと思うなら、いつも「うれしい、楽しい、幸せ」と思って二コニコしていればいいことになります。

「面白い人には面白いことが集まる」これは当たり前だと思えるのに、なぜ「うれしい、楽しいと思っている人にラッキーなことが起こる」という仕組みに納得できる人は少ないのでしょうか?

どちらもまったく同じ仕組みです。

いつも二コニコしている人と話していると、自分も楽しい気分になりませんか?

愛情にあふれている人と一緒にいると、自分も穏やかで優しい気持ちになりませんか?

明るく面白い人と話していると、自分からも面白い話題を提供したくなりませんか?

逆に、文句を言うときには、それに一緒になって文句を言ってくれる人のほうが話しやすくなりませんか?

このように、逆から考えれば簡単にわかることで、自分のまわりに集まってきている人、起こっている現象は、みんな自分の鏡なのです。

つまり、占い師さんに良いことを言われたとしても、よくないようなことを言われたとしても、その後にあなたに起る出来事はあなたの考え方ひとつでどうにでも変わるのです。

悪いことを言われても、それをプラスに考えるようにすればあなたの歯車は良い方向へと回り始めるのです。

私は札幌の占いが大好きなので、辛いことがあるとついつい占いに頼ってしまうことがあります。きついことを言われることもあるのですが、それをプラスに考えるようになってからは人生がいい感じになってきました。

何があっても「上の段階」に上がれるような考え方をしていきたいと思います。