占いの、当たる当たらないはどうでもいい

私が仲良くしてもらっている占い師さんは、昔から、気がつくと、いつもお友達の相談に乗っていたそうです。

学生時代ってクラスに必ずそういう感じの人がいますよね。

「相談者に対して、私の個人的な意見はいくらでも言えるけれども、相談者と私は性質が全然違うんだから、相手にとってどれが幸せなのかなということから考え始めたら難しくなったの」と話してくれました。

相談に乗っているうちに、自分に経験のないことまで相談されるようになったらしいです。

たとえば、子供を産んだことがないのに、子供のことについては答えられない。でも、占い師は、自分の経験のないことまで相談に答えなければならない時があるんですよね。

これが、素人の悩み相談とプロの占いとの異なる点です。

「もしも私か相談者だったら、産んでない人に語ってほしくないと思ったんです」そう思った時に、これは何かツールが欲しいぞと思ったそうです。

そんな時、占い師さんの師匠に出会ったそうです。その占い師さんの師匠が開口一番に言った言葉に、衝撃を受けたそうです。

「当たるとか当たらないとかいう占いを学びたいなら、違うところを紹介します。ホロスコープは、これをツールとして使ってどう生きていくかという人生の地図です」と言われたみたいです。

占い師さんはさんは、この人だと直感的に感じたみたいです。

占いというのは、当たる当たらないではない。

「あの占い師さんは当たる? 当たらない?」「当たる占い師さんを紹介して」とよく聞く言葉です。。

でも、占い師さんは、「確かに私は『当たる』と言われちゃいますよ。でも、当たるとか当たらないじやないんだと言い続けています。だって、宇宙の流れなんですから」と言います。

いつ、こういうことが起こるということがもしわかったとして、わかったからどうなんだということでしょうね。

自分か今まで小さな頃から相談に乗ってきた友達を検証しようと思ってホロスコープを全部つくったら、自分の言っていたアドバイスの裏づけがとれたらしいです。

そして、占い師になろうと思ってなったというのではないということでした。結果として、自然な流れでたどりついてきたらしいのです。占い師というのは、食べていくための職業ではないといいます。

「稼がなくちゃというのを考えたくないですね。これはエネルギーとエネルギーの交換、ギブ・アンド・ギブだと思うんですよ。みんな忙しい中、お金と時間をかけていらっしゃる。お金というのはエネルギーコストですね。人間のエネルギーを物質化したもの。それを持ってくることによって、私もその時間、相談者に集中する。私の意見ということでなくて、その人のテーマ、その人に合った星のアドバイスをする」とも言っておられました。

占いをお金のためにやり始めると、圧力がかかる。

どうしても言いたいことも言えなくなって、だんだん勘が鈍ってくるということなんだそうです。